管理職になるためには避けて通れないマネジメント。
管理職になる前に触りや経験を積むには係長や主任で部下が居ないと
マネジメント経験が積めません。
では会社以外で身に付ける方法は有るのか?ありますよ!
マネジメントを行うには、ヒト・モノ・カネが必要です。
それらを駆使し、目標やミッションを達成し成果をあげることがマネジメントです。
当然ながら、リスク管理やうまくいかない場合の計画や手法の補正など
多岐にわたります。
ちなみに、マネジメントと一緒にされがちですが、
メンバーを引っ張っていく能力、リーダーシップと言います。
有るに越したことは無いですが、無くてもマネジメントは出来ます。
では一つずつ解説していきます。
実践することによって収入アップにも繋がりますので、是非検討してみてください。
ちなみに、すべて私が実践した方法ですので皆さんぜひ試してみてください。
①家事役割分担/収支管理を行い工数分散や貯金を増やす
家族持ちなら、この方法が一番チャレンジしやすいです。
もちろん、独り身の方でも自分の家事を行う計画やら収支を管理することで
人を使うということ以外は大いに学べます。
一番最初にやるべきことは、身内とはいえ押し通すのではなく
妻、お子さんへしっかりと協力依頼を行ってください。
理解を得るためには妻やお子さんにもわかりやすく説明しる必要があります。
ここで、折衝能力を養えます。
まず、家事分担ですが大体のご家庭は妻にお任せが大半だと思います。
(お恥ずかしい話、私もそうでした。。。)
食事の用意、後片付け、洗い物、洗濯、洗濯を干す、洗濯をたたむ
日用品の買いだし、各種公共料金の手続き、学校への催し物参加、etc
数え切れません。これらをリスト化し、自分を含め、
役割分担を行いましょう。妻の負荷を減らすことで受けられるものは、
プライスレス、何にも代えられない”愛”です。あなたの評価もぶちあがります。
おこさんには簡単なミッションを用意しましょう。ご飯を食べた後の
食器の片付けとか、お風呂掃除とか犬の散歩とか。責任もってミッションを
こなしてもらうことが大切です。決して物やお小遣いで釣ってはいけません。
今養ってもらっている、お小遣いを貰っている対価というのを説明してください。
パパ、ママが大変なのをわかってもらうことも効果的です。
次に収支管理、そう家計管理です。
これも妻にまかせっきりの旦那さん多いと思います。
お小遣いさえもらえていればいいや的な発想は捨ててください。
むしろ、収支を管理するということはお小遣いが増やせるチャンスでもあります。
収入ですが、自分の稼ぎ、妻も働いていれば妻の稼ぎをまず把握してください。
月別、年間でまとめましょう。
支出ですが、光熱費、住宅ローン/家賃、食費、日用品、お小遣い、
学費、各種公共料金、生命保険や車の保険、車の車検代、固定資産税やら、
出ていくお金をすべて月別で洗い出してください。
収入から支出を差し引いた額が、純利益です。ここを増やすためには、
シンプルに2つの方法があります。
・自分たちの収入を増やす
・支出を抑える
自分たちの収入を増やすのは、即効性が無いので今回は、
“支出を抑える”に着目します。これなら即効性もあり家庭内で完結できますからね。
では、収支を抑える方法というかコツですが、
・衝動的に買い物をしない
これは必要かどうか一旦考える癖をつけましょう。
ただ欲しいという理由だけでは手にしてはいけません。
一週間後、どうしても欲しいなら自分のお小遣いで買ってください。
・外食は控える(コンビニ弁当も)
これは、考え方にもよるんですが、夫婦と子供二人なら、
間違いなく自炊したほうが安いです。
夫婦二人の場合は、外食の額や稼ぎにもよりますが、1000~2000円程度なら
自炊する時間、片付けする時間を考えるとお得とも言えます。
浮いた時間で、もっと収支を見直したりする時間にあてたり
副業したり、スキル取得の勉強をしたりするのが大前提ですが。
・車の保険、生命保険を見直す
保険は、意外と過剰だったりします。
心配性な日本人の心理を突いた商品です。
いつ起きるかわからない事に払うお金ほど無駄なものは有りません。
でも手元にまとまったお金が用意できない時期もあるでしょう。
そういう時に、保険というのは活躍します。
生命保険や介護保険、年金保険など税金控除も受けれますしね。
まず、自動車保険ですが、最初に入ってから見直ししてますか?
新車じゃないのに、車両保険付きっぱなしとか
全損新車購入全額保証とか。
万が一事故して相手がいると仮定すると車直すのに、
相手の保険を使います。
自損の時や全損しないと使えない・使わない保険なら
要らないですよね。
特に年齢制限や家族限定などをうまく組み合わせると
削減できます。
あとは、ネットの自動車保険も保険屋さんの人件費がかかっていない分
比較的安いです。
あとは、自分に合ったものを探すと良いですよ。
自分に合ったものというのは、例えばドラレコが支給されるとか
中古車ばかりなので、ロードサービスが充実しているとか。
私の場合は、ロードサービスの充実、担当者のスムーズな連絡、
保険手続きのスムーズな申請、これらを重視して決めました。
・住宅ローン借り換えを行う
残っている住宅ローン残高や金利差にもよりますが、
1000万円以上で、借り換え先と1%以上の差があれば
借り換えをお勧めします。
私はこれで、金利分300万円浮かしました。
2~3度、借り換え先に赴いて手続きすれば、数十万~数百万円浮かすことが
できます。面倒と思う人もいるでしょう。
ですが、3日×3時間=9時間、たったそれだけ時間をかけるだけで
数十万~数百万円浮かせることを考えてください。
下手すると新車で車買える分が捻出できます。
・ふるさと納税/idecoを活用する
ふるさと納税は返礼品も貰えるうえに節税できます。
原理をお話しすると、まず、年収によって、節税効果が得られる金額が
決まってきます。ふるさと納税を扱っているサイトで確認できます。
確実に正確な金額を知るには、お住まいの自治体に聞くことです。
その額、例えば50,000円がふるさと納税に使える枠としましょう。
50,000円の高級焼肉セットを頼むと、2000円のみ自腹です。
なんと48000円が、来年の所得税・住民税の控除が受けれます。
ワンストップ納税、もしくは確定申告を忘れずに行ってください。。
idecoは、老後資金をためつつ、税控除が受けれます。
ただし原則60歳まで引き出せません。
ですが、例えば月々20,000円をidecoで積み立てると、
所得税を取られる前に、20,000円がidecoで積み立てられるので
その20,000円に対して税金が控除されます。
さて、ここまでで収支改善してういたお金ですが、
お勧めは”先取貯金や積み立てを行う”です。
お小遣い増やしたい気持ちもわかります。額にもよりますが
少しお小遣いに回すくらい(10%くらいかな)なら良いと思いますよ。
先取り貯金や投資を進める理由としては、
余ったお金を貯金や投資だと、人間は欲の塊なんで
今月は使っちゃおうってなっちゃいます。
ですので、先取り貯金で自動で引き落とされるようにしておきましょう。
ここまでやりきってからがスタートです。
最初から完璧には出来ないですし、時と場合により、
収支や貯金額も変動せざるを得ないでしょう。
これを継続し、ブラッシュアップさせていくことで
健全な家庭を経営、マネジメントする能力が身に付きます。
なにより、お金が貯まる・増えるという指標で成果が図れることで
モチベーションを持続することができます。
②スポーツチームを結成し入賞する
漫画みたいな話ですが、万年最下位のフットサルチームの監督を買って出ました。
そのころ、私も30代後半で(38歳)、運動能力も落ちてきていましたが、
運動不足を補いたい、そしてスポーツ熱というか皆で何かをつかみ取りたいという気持ちと、
マネジメント能力を養うチャンス思い、前任の監督とバトンタッチしました。
まず、計画を立てました。2年で優勝するです。(3年かかりましたが)
小さなカップ(8チーム)でしたが、優勝はビール500ml2ダースと、
ビブスセット、フットサルボール2つと意外と豪華です。
万年最下位(私の知る限り5年はビリ。)だったので、まずは各個人の
能力の程度を一斉テストしました。体力テストと技能テストです。
一斉テストをする理由としては、それを基準にして
各々の特性を4つに分けるためです。
フットサル初心者が大半でしたが、
1技術は無いが体力に秀でている人、
2技能は有るが体力がない人
3技能も体力も普通だけど元気がいいムードメーカーな人
4どっちも無いけど楽しくやってる人(笑)
です。
余談ですが、私は監督兼プレイヤーです。3です。笑
まず最初に、2年で優勝するという目標を共有しました。
条件というか約束事は、
・楽しく練習する
・試合には全員参加(基本フットサルは交換自由なので)
・声を掛け合う
・監督としてこうしろとは言わない・アドバイスだけ
です。
あくまで選手たちの自発性や士気、一体感を上げていかないと
集団スポーツは上達しません。
一体感がないと、うまい人ばっかり居ても勝てません。
ちなみにビブスでプレイしていたので、ユニフォームを新調し
物理的に士気を高める作戦を取りました。
おまけで、優勝した暁には、監督のおごりで晩御飯をゴチする(笑)
練習方法は、
・アップはほどほどに、ゲーム形式を主体にする
・2チーム2試合1セットとし、選手をランダムに入れ替える
・必ず全員出る(交換する)
・他のチームと交流試合をする
これだけです。
先ほども話しましたが、大事なことなので2回言います!
選手たちの自発性や士気、一体感を養うため
監督は交流試合や練習日の調整やアドバイスだけ。
ポジションは?と思われるでしょう。キーパーはほぼ固定ですが
それ以外は、自由です。キーパーでさえフィールドを担ってもらいました。
もちろん、守りを捨て前線に張り付いている人、
スイーパー的な人、ガンガン走り回る人、色々いますが
それはゲーム形式の練習で選手のみんなは役割を確認し合っていて
いちいち話さなくても、試合に出た時のメンバーを見て
各自、自分が今できる役割を担います。
年に4回ほど、カップが開かれます。先着8チーム。
他に参加するチームが居ないのでほぼ固定ですが。笑
1年目の試合結果は、
1回8チーム中、6位
2回8チーム中、7位
3回8チーム中、5位
半年ほど、練習してからの1回目の試合参加で
ビリから脱出できただけでも良しです!
選手のみんなは、自分たちにびっくりしてました。笑
その後は、なんとビリを取ってません。(2回目危うかったけど)
技術、体力はまだまだですが、ビリから抜け出して
モチベーションが上がった様子でした。
2年目の試合結果は
1回8チーム中、6位
2回8チーム中、3位!
3回8チーム中、3位!
4回8チーム中、3位!!!
3回目が終わったあたりから、あのチーム強くなってね?と
話が出るようになってきました。
選手たちも、自信が着いてきたのか練習も工夫するようになってきました。
フルコンタクトの試合⇒ツータッチの試合⇒ワンタッチの試合です。
話がそれますが、仕事にも良い影響が出てきたようです。
正直、仕事面ではダメなメンバーと聞いてました。。
でも、フットサルを通じ、楽しく・継続する・自信を持つことで、
仕事でも褒められたりすることが増えたと。
話を戻しますが、残念ながら2年目で優勝はできませんでした。
ですがあと1年で、優勝が見えてきたのも事実です!
3年目の試合結果は
1回8チーム中、2位
2回8チーム中、3位
3回8チーム中、優勝!!!!
4回8チーム中、2位
3回目、優勝を勝ち取ることができました!
ここまで、あっという間でした。
地方の小さなカップですが、選手ともども
めちゃくちゃ喜びました!
その日に、ビール1ダースは、監督の晩飯のおごりとともに
消え失せました。笑
残念ながらそのカップは、予算や参加チームが減ったりして
幕を閉じてしまいました。
今となっては、いい思い出です。
と思い出に浸って良い話で終わりそうでしたが、
フットサルを通してのマネジメント能力を養う方法のまとめです。
・優勝という目標に向かって (目標設定)
・個々の特性を理解し (戦力の現状把握、個々の能力を知る)
・適材適所で活用/誘導 (選手たちのレベルアップ及び自発性を養う)
・練習の疲れ以外のストレスを与えない(叱らず、的確なアドバイスをする。離脱者ゼロ)
★優勝するという成果の感動=プライスレス!!
複数人で行うこと、そしてまとめ役を買って出ることを
すればフットサルに限らず、マネジメントを養えます。
皆さんもチャレンジしてみてください。
③自治体に参加し地域へ貢献する
これの目標は、純粋に地域貢献です。
自治体に住んでいる人たちが、住みやすくするために活動を行います。
自治体によっては、気持ち程度の寸志がでますが期待しないでください。
奉仕、ボランティアの精神が重要です。
自治体の活動は、ゴミ拾い、町内のお祭り、運動会、子供会などなど、
地域に関わる会合やイベントの取り仕切りを行いました。
私は、一般自治体(イベントの手伝い)を3年、
厚生部長(イベントの計画段取り準備)を5年、
自治会長(自治会費管理や会合への参加、イベント計画)を3年経験しました。
何より、地域の老若男女の方々と知り合いになれたのが
一番の収穫と思ってます。
本題であるマネジメントですが、
・老若男女の意見を取りまとめ、落としどころを決める
・自治会費のイベントへの適切な配分と管理
・住民の自治体活動への参加率を上げる
上記の内容(活動)マネジメント能力を養うことに繋がりました。
まとめ
目標である地域貢献に対しては、
はっきり言って厚生部長や自治会長などなり手が居ないので、
それを引き受けて実行したことが貢献に一役買ったかたちになりますね。
また、先ほども言いましたが老若男女の方々と知り合いになれたのが
一番の収穫です。これは、その地域に住む者にとっては
かけがえのない財産になります。
会社はお金で繋がっていて辞めたら終わりですが、
地域は人情で繋がっていて、役を降りても死ぬまでずーっと付き合いが
継続されます。
タカさーん!こんにちは~!って言われるとうれしいですね♪
さて、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
これらすべてを実行していただければ、あなたのマネジメント力は
自ずと上がります。
むしろ、その会社だけ組織だけでしか通用しないマネジメント力ではなく、
どこでも通用する応用力のある真のマネジメント力が身に付きます。
転職でも真のマネジメント力の方が圧倒的に有利ですね。
もちろん、管理職というステータスは応募要件によっては必要かもしれませんが
絶対ではないです。何をしてきたかではなく、何ができるかが大切です。
視点を変えて場所を変えて、真のマネジメントスキル向上のお役に立てれば幸いです!